やったほうがいいことは分かった。それでも、明日から何をすればいいのかが見えてこない。
経営の相談をしたあとに、そんな気持ちが残るとしたら、必要なのはもう一つの提案よりも、動き始めるための話かもしれません。
誰に話すのか。何を確かめるのか。いまの体制で、どこから手をつけるのか。方針が決まってからも、経営者が考えることは続きます。
私たちPDMが大切にしたいのは、その時間にも関わることです。税務顧問でも事業承継でも、相談を聞き、考え、実行へつなげる。この姿勢を「伴走」という言葉に込めています。
相談の名前より、いま起きていることを聞く
経営の悩みは、きれいに分野別には並びません。
例えば、人を採用したいという話には、仕事の受け方、給与の負担、採用後に任せたい役割が関わります。会社を引き継ぐ話にも、株式や財産だけでなく、働く人や取引先との関係が含まれます。
そこで最初に伺いたいのは、「何のサービスが必要ですか」よりも、「いま、何が気になっていますか」ということです。
経営者がどんな未来を見ているか。そのために、何を変えたいと考えているか。まだ変えたくないことは何か。話の中にある事情を聞くことで、同じ数字にも違う意味が見えてきます。
相談する前に、ご自身で問題を分類する必要はありません。話しながら、考えるべきことを一緒に整理していきたいと思っています。
思いを受け止め、数字から見える現実も伝える
パートナーとして関わることは、すべてに賛成することではありません。
やりたいことに対して、資金や人手が足りない場合もあります。急いで進めるより、先に確かめたほうがよいこともある。そのときには、判断に必要な現実を率直にお伝えします。
ただ、「難しいですね」で話を閉じたくはありません。何が難しいのか。どの条件が変われば進められるのか。ほかに検討できる道はあるか。思いと数字を同じ場所に置いて考えることで、次の選択肢を探します。
経営者の希望を聞くことと、専門家として冷静に見ること。その両方があって、納得して選ぶための対話になると考えています。
「では、次に何をするか」まで具体的に
例えば「経理の負担を減らしましょう」という方針だけでは、明日の仕事は変えにくいものです。
どの作業に時間がかかっているのか。誰が、何を見ながら進めているのか。請求書の発行から入金の確認まで、どこで手が止まるのか。そこまで話して初めて、見直す場所が見えてきます。
いきなり仕組みを全部変えるのか。まず一つの作業を整理するのか。担当する人が無理なく始められる大きさまで、次の行動を具体化する必要があります。
PDMは、引き受けた役割について、提案から実行へつなぐところまで関わります。経営者が判断すること、私たちが担うこと、ほかの専門家との調整が必要なことを確かめ、進め方を一緒に考えます。
大切なのは、提案書ができたことだけで一区切りにしないこと。動いてみて分かった事情があれば、それを踏まえて次を考える。その積み重ねを、私たちは大事にしたいのです。
日々の経営にも、大きな節目にも
税務顧問と事業承継は、相談する時期も内容も違います。それでも、目の前にいる経営者と、その会社のこれからに向き合う姿勢は同じです。
日々の対話で聞いてきたことが、大きな決断を考える材料になる。大きな方針を決めたあとも、日々の仕事の中で確かめることがある。二つの支援を、別々の話として切り離したくありません。
顧問先も、自社も、人を大切にする。「関わってよかった」と思ってもらえる仕事を、一つずつ重ねていく。
PDMが目指す関係を、最後に一つの言葉で表すなら。
ともに生きる。
私たちの考えと、相談への向き合い方は、PDMについてのページでご紹介しています。
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